韓国最大の掲示板「일배（イルべ）」とは
どうも、課題が一段落したテニです。
今回は韓国の恐怖のネット掲示板「イルべ」について、恐らくは何回かに分けてご紹介いたします。
（wikipediaより）
①イルべとは何か
韓国ネットには日本の5chに似たような掲示板群「DCインサイド」というサイトが存在します。その中から内容が過激・有害とされ管理人に削除された書き込みを保存するまとめサイトが「日刊ベストストア」という名前で発展していき、略して「日べ」、韓国語読みで「イルべ」として知られるようになりました。国内でインターネット実名制が違憲判決を下され廃止された2012年には全盛期を迎え、現在でも運営が続いています。イルべには大きく2つ、「雑談版」「政治版」のカテゴリーが存在します。共通点はおそらく言うまでもなく反社会的な書き込みが多すぎるということです。
②イルべ民の特徴
イルべ民に似た特徴を持つ集団としてイメージしやすいのは、やはり日本5chの「なんJ民」でしょう。基本的にイルべ民といえば韓国のなんJ民という感覚で問題はありません。
なのでまずはなんJ民とよく似た性質から紹介します。
・ガイジ揃い
言うまでもありません。実際に障害を持つユーザーは「イルべ正会員」、障害の証明を行うための福祉カード、日本で言う障害者手帳を「正会員証」と呼びます。
・女性蔑視
イルべでは男性ユーザーが9割以上を占めており、大の女性嫌いが集まっています。近年の韓国ではフェミニズムが盛んになっており、それをよく思わない男性がこの掲示板で韓国女性に対するヘイトという形で発散しているとみていいでしょう。日本で言うま○こ呼ばわりと同様にイルべでは女性を「穴」と呼び、また自分が女性だと明かす書き込みは「ボミングアウト（ボ：ま○こ＋カミングアウト）」と言われ、男性コミュニティのモラル崩壊をもたらすとして運営から排除される始末です。対して男性に従順なイメージが強い日本女性は「寿司女」と呼ばれ、羨望の的とされています*1。
・社会的に底辺
日本と違い、韓国社会でイルベは本当に最底辺のコミュニティという認識を受けています。真偽は不明なので詳細は言えませんが、とにかく韓国人にイルベの話題を出すと露骨に嫌な顔をするレベルだそうです。
・不謹慎・反社会的
イルべの不謹慎さは時になんJを凌駕します。それを象徴するような非常にセンスあるイルべ用語を少しだけ拾うことにしましょう。
1.重力節
韓国元大統領ノ・ムヒョン（盧武鉉）が崖から投身自殺した5月23日のこと。重力の働きによって盧武鉉の命が絶たれたこの日はイルべ全板で盛大な祭りとなり、現場となった慶尚南道金海市郊外の烽下村にあるミミズク岩には毎年多くの聖地巡礼者が訪れます。この日は普段より重力が強くなるため、高い場所に行くことは控えなければなりません*2。
2.核物理学者
北朝鮮との和解でノーベル平和賞を受賞した韓国元大統領金大中への蔑称。北朝鮮への食糧支援が結果的に核開発につながったことから、「米を核分裂させた錬金術師」との見方があります。
3.南京フェスティバル
南京大虐殺のこと。中国人を大量に○した日本を称賛して使われることがあります。
自らを道徳的に優れていると理論武装し無理やり暴力など野蛮な振る舞いを正当化する人々のこと。主に韓国人を指し自虐的に使われる蔑称です。
③政治的特色
イルベ内、特に政治板では極右・右派思想のユーザーがほとんどです。そのため国内の左派の人物は誹謗中傷の的にされ、特に盧武鉉元大統領に対するそれは常軌を逸し、もはや日本で有名な某弁護士*3のような立ち位置にあります。また北朝鮮に対しても敵愾心を剥き出しにしており、北朝鮮に対し融和的な人々の事も敵視しているようです。
日本に対する感情はどうでしょうか。日本製品不買運動の際、イルべでは日本の食べ物や電化製品などを購入する運動が広まったことは日本でもひっそりと知られており、イルべは親日的であると言うイメージがついています。しかし、反日派が多いとされる左派勢力への反感からあくまでも結果的にそういった親日的な逆張りが多くなったにすぎず（要するに「敵の敵は味方」程度のもの）、また日本を貶める書き込みも少なくはないことから決してイルべ民が親日であるわけじゃない、ということは留意しなければなりません。
ここからやっとイルべのどす黒い真髄である数々の騒動に触れたいところなのですが、続きはまた今度。
ではまた。
*1...韓国国内で出回るポルノ動画の大多数が日本製AVである事も理由の一つ。
*2...2020年のこの日、パキスタンで航空機が墜落し97人もの死者が出る大惨事となった（https://www.afpbb.com/articles/-/3284505）。
*3...ここでは名前を伏せたが、この後の盧武鉉特集のために伏せていてはキリがないのでその時は名前を出す予定。
